【s26 シングル使用構築】 雪原キング受けループ
シングル勢の方ははじめまして。ma-です! TNはどりあんです。
今期はシングル、ダブル両方に取り組んでいました。
結果としてはどちらも3桁で戦う程度で終わってしまい、最終日は頭が回らなさ過ぎて大きく溶かしてしまいました。
ですがシングルについてはクレベースを採用したことで、本来受けループでは無理なポケモンに対して高い勝率を出すことができたので記事にしようと思います。
具体的にはゼクロム、ジガルデ、黒キュレム、白バドレックス、剣舞ダイバーンガブ、龍舞珠ダイバーンカイリューなどです。
次のルールも引き続き伝説有りのルールで、クレベースはまだ活躍できるかもなのでぜひ読んでいってください!
【構築経緯】
シングルには受けループという構築がある。特殊ポケモンにはラッキー、物理ポケモンにはドヒドイデ、エアームドなど有利なポケモンを交代出しして、相手の交代先にステルスロックやどくどくで負荷をかけていくサイクル構築である。(うまく説明できないので検索してください笑)
相手に有利なポケモンを後出し中途半端な火力であれば回復技で永久にサイクルを回せるというスタイルがわかりやすく、自分は純粋受けループしか使えなくなってしまったので受けループを使うのは確定。
今の受けループに求められるのは
・汎用物理受け、汎用特殊受け
・ウーラオス受け
・ヒードラン受け
・カイオーガ受け
・イベルタル受け
・日食ネクロズマ受け
・ザシアン受け
・黒バドレックス受け
・やどりぎのたねTODへの解答
は最低限ほしいと思っていて、その他受けたいポケモンを挙げているととても長くなってしまうので省略するが最初はムゲンダイナ+ラッキー+ヌオー+バンギラス+トリトドン+アーマーガアで潜っていた。 +++++
これで潜っていたところ氷が全員等倍なのでヒヒダルマに破壊されまくったのとウオノラゴンもきつい、ガブリアス、カイリューもダイマックスを合わせないといけないので勝率が安定しなかった。
そこでアーマーガアの枠を見直すことにした。
アーマーガアに求めていたのは
・ドラパルト、ミミッキュ受け
・氷の一貫切り
・物理ネクロズマ受け
だったのだが地面の一貫を切る時点で浮いている必要があり、浮いているということは氷が等倍以上なのでヒヒダルマを受けられないというジレンマがあった。
それでも諦めきれずに考えているとボックスの剣盾初期に使っていたクレベースに目が止まった。
クレベースは剣盾初期環境受けループのメンツであり、その数値の高さでドラパルトやミミッキュ受けをしていた実績がある。
さらに氷の一貫を切ることができ、地面の一貫切りは不可能だが防御の数値が高すぎるので地震に後出しすることができる。
さらにさらにアーマーガアよりも数値があるため炎弱点であるにも関わらず、ガブリアス、カイリューに対してダイマックスを見てからでもタイプ一致ダイアイスで反撃して倒すことができる。
まさに求めていたポケモンだった。
→
アーマーガアからクレベースに変えたことで日食ネクロズマに勝てなくなってしまったので、トリトドンを同じようにヒードラン受けができて物理エスパー技の無いネクロズマに勝てるミロカロスに変更して完成とした。 →
【構築紹介】
ムゲンダイナ
・臆病 H220 B252 C4 D4 S28
・持ち物 くろいヘドロ
H:16n+3
S:最速101族抜き
構築の禁止伝説枠。高級ドヒドイデ。
飛行技持ちの鉢巻きウーラオスには勝てる(下のほうの各ポケモンへの立ち回りで解説)がほとんど冷凍パンチを持っていて苦しいし、ダイマックスができないのでhpを2倍にしたりダイウォールでしのいだりできない、エースバーンが受からないなど欠点も多い。
それでも優秀な耐性を持ち一度有利対面を作ればみがわりから毒、炎の範囲で相手を荒らすことができる点や、受けループに入りうる他禁止伝説と比較して選出がしやすい点、特性プレッシャーでppを枯らしてやどりぎTODを成立させないなどの点を評価して変更しなかった。
技構成はレヒレへの遂行技であり3割毒でサイクルに負荷をかけやすいヘドロばくだん、ザシアンやテッカグヤ、ナットレイへの打点としてかえんほうしゃ、やどりぎのたねやダイマックスを枯らすみがわり、回復技のじこさいせいで確定。
役割対象
ウーラオス、エースバーン、ゴリランダー、ウオノラゴン、テッカグヤ、ナットレイ、カミツルギ、カプ・レヒレ、その他耐性と数値で戦える一般枠全般
ラッキー
・図太い H12 B252 D244
・持ち物 しんかのきせき
ちきゅうなげ/ステルスロック/ねむる/たまごうみ
H:奇数
D:カイオーガを受けたいのでしっかり振った
汎用特殊受け。
眼鏡カイオーガまで見るのならハピナスを採用するべきだが、積み技のない物理アタッカーに対して強引にたまごうみで受けに行くことがあったのでラッキーにした。
技構成は攻撃技のちきゅうなげ、サンダーに無限にボルトチェンジされない且つサイクルに負荷をかけるステルスロック、回復技のたまごうみは確定。
ラスト1枠はムゲンダイナをこのポケモンで見る関係でどくどくで負けたくない+相手視点では見えないTODの勝ち筋としてねむるを採用した。
役割対象
カイオーガ、ムゲンダイナ、その他特殊ポケモンと中火力物理ポケモン全般
ヌオー
・図太い HB252 D4
・持ち物 ゴツゴツメット
じしん/どくどく/まもる/じこさいせい
HBぶっぱ
ザシアン受け。
他にウインディなども試したことがあるが剣舞ザシアンが無理だったり+厚底ブーツが必須でゴツゴツメットを持てないので結局ヌオーに戻ってきた。
技構成はザシアンに攻撃するじしん、裏に負荷をかけるどくどく、毒と相性が良くこだわりチェックやダイマターン稼ぎに使えるまもる、回復技のじこさいせいで確定。
役割対象
ザシアン
こいつだけ1匹しかいなくて草
・生意気 HD252 A4
・持ち物 たべのこし
ロックブラスト/バークアウト/ステルスロック/まもる
HDぶっぱ
技構成が弱そうなバンギラス。
イベルタルに打つロックブラスト、サンダーに無限にボルトチェンジされない且つサイクルに負荷をかけるステルスロック、たべのこしと相性が良く様子見のできるまもるは確定で、ラストにやどりぎ身代わり黒バドレックスに打つバークアウトを採用した。そのため性格はC下降ではなくS下降の生意気にしている。
バークアウトは音技なので身代わりを無視してダメージを与えることができ、みがわりダメ+バークアウト+ステルスロックで確定を取ることができる。
今まではイカサマか地震がないとザシアンに負荷がかからないのでバークアウト採用に踏み切れなかったが、ミュウツー、イベルタル、黒バドレックス入りにしか選出しない=ザシアンはいないので意識する必要がないと気づいて採用した。
物理イベルタルに対してはムゲンダイナのみがわりを使ってケアする(下のほうの各ポケモンへの立ち回りで解説)
役割対象
・図太い H164 B116 S228
・持ち物 混乱実
願望でネクロズマ受けとはどういうことかというと相手が物理エスパー技を持っていなければ竜の舞に後出しして
素早さが逆転するので上からじこさいせい連打でダイマターンを枯らす
の動きで受けれるのでそれ願望。
物理型のネクロズマは竜の舞、回復技、メテオドライブ、サブ技がメジャーだと思うが、サブ技にエスパー技を入れてしまうと範囲が狭くなるので、岩技や地面技を採用する人も多いと考えて物理エスパー技を甘く見ている。
アーマーガアでは勝てない瞑想アシパ型のネクロズマにも勝つことができるのはとても偉い。
技構成はメインウェポンのねっとう、ネクロズマやバトン対策のくろいきり、回復技のじこさいせいは確定でラストにみがわりを採用した。
テッカグヤやナットレイのやどりぎを空かしたり、マグマストームのバインドダメージを解除できるが、様子見やダイマターン枯らしに使えるまもるも候補。
持ち物は残飯もオボンもとられたので仕方なく混乱実だがもっといいものがあると思う。
調整もくろいきりをした後にネクロズマの上から再生できる、ヒードランの挑発の上から行動するために77族抜きは確定だが、HBラインはもっといい配分があるかもしれない。
役割対象
・呑気 HB252 A4
・持ち物 オボンのみ
HBぶっぱ
お ま た せ
アルセウスをプレイしてたら雪原キングとしてでてくるのタイムリーすぎて笑った
本構築の目玉、最強物理受け。
こいつの強さに関しては構築経緯でほとんど語ってしまった通り。
氷タイプであることから受けループで無理なゼクロムやジガルデ、白バドレックスに有利で、それでいて数値が高いので物理受けとしての汎用性も欠いておらず本当に神だった。
となっていて
てっぺきかじこさいせいとオボンのみを合わせることでダイマックスのタイミングを合わせなくても勝つことができる。
技構成はppが多くミミッキュやジガルデの身代わりにも強いつららばり、相手の積み技に対抗するてっぺき、回復技のじこさいせいは確定でラストにジャイロボールを採用した。
本来はボディプレスが採用される枠だがダイスチルとして打つことでドラパルト、ミミッキュのダイホロウのbダウンをごまかしたり、回復できないダイマックス中にhpを削られてダイマ終了後に倒されることがないので悪くない使用感だった。
#ポケモン剣盾 #NintendoSwitch pic.twitter.com/ZsxsAFwanR
— ma- (TNどりあん) (@5IFJmFjaCxPAVQJ) 2022年2月1日
硬すぎて笑う
今期はランドロスが剣舞ばっかだったが、ステロとんぼが流行ると逆に不利になる点は注意が必要。
役割対象
ランドロス、マンムー、ヒヒダルマ、ガブリアス、カイリュー、ドラパルト、ウオノラゴン、ミミッキュ、ゼクロム、ジガルデ、白バドレックス、黒キュレム
【各ポケモンへの立ち回り】
この構築を使っていて大事だと思った立ち回りを一部ですが書いていきます。
・ウーラオス
鉢巻き冷凍パンチはきついですが、鉢巻きつばめがえし(ダイジェット)のウーラオスには勝てます
暗黒強打に受けだし(プレッシャーでpp残り6)
こちら自己再生 相手ダイジェットで21~25%削れる
相手キョダイイチゲキorダイナックル
★ダイナックルの場合
ナックルで13~16%削れる こちら下から身代わり
相手キョダイイチゲキorダイジェット もう一度下から身代わり
ここでダイマターン終了 暗黒強打しか押せなくなるので身代わりをヘドロ込みで3回貼ってpp枯らして受かる
★キョダイイチゲキの場合
イチゲキで37~44%削れる こちら下から身代わり
相手キョダイイチゲキorダイジェット(ダイナックルだと身代わりが割れない) こちら下から自己再生
ここでダイマターン終了 ダイナックルが打てずAが上がっていないので自己再生連打でpp枯らして受かる
物理でも問題なく勝てます
ムゲンダイナで対面したら身代わりをして相手が物理か特殊か確認します
物理、特殊、ダイマックスしてきてわからないの3パターンありますが物理なら突っ張り、他2つはバンギ引きをします(それ以外の挑発やとんぼ返りは身代わりが残るので問題なし)
ダイマックスしてきた場合は
こちら身代わり 相手ダイジェット
こちらバンギ引き 相手ダイアーク
の動きでダイスチルをケアできます。
ムゲンダイナで対面したらみがわりをします。
テッカグヤはムゲンダイナのみがわりを一撃で壊すことができない、それができるナットレイはかえんほうしゃで確2なので有利です。
ラッキーなどの他のポケモンが対面してしまった場合はムゲンダイナに下げ、ムゲンダイナがやどりぎを避けるまで適当に交換や回復技をし続けます。
避けた場合はみがわりを貼って攻撃していき、仮に全部避けれなかったとしてもプレッシャーで最大8回しかやどりぎを打てないのでTODさせるだけの時間を与えず、ppが切れたタイミングでムゲンダイナで攻撃していきます。
【重いポケモン】
・ゼルネアス
ザシアンとネクロズマこんだけいるのになんで使う人いるの?
一応ダイナのヘドばくで毒らせてラッキーのたまご連打や、クレベースの頑丈、ダイウォールで毒ダメを稼ぐ~とかありますがほぼ無理です。
最終日にめっちゃマッチングしてレート溶かした要因
・エースバーン
ムゲンダイナがドヒドイデと違ってダイマックスしてhpを倍にできないので、ダイサイコはもちろんダイアタック持ちですら受かりません。ダイウォ―ルもできないのでダイナックル打たれ放題で死にます。ムゲンダイナをチラつかせてダイアタックにクレベースを受けだしてダイウォールでダイマターン枯してもワンチャンあるかないかレベル。
アーマーガアからクレベースに変えた弊害。仮にアーマーガアだったとしてもつのドリルとかダイナックルダイサンダーとかで破壊されるので関係ないと思う。一応ダイマックスさえ消費させていればタイプ相性無視できるクレベースの数値で受かります。
【終わりに】
剣盾初期に使っていたクレベースをまた活躍させることができてうれしかったです。クレベースというポケモンが伝説環境で受けループを使っている方の構築のピースとして助けになればなと思います。
需要あるかわかりませんが一応レンタルあげときます
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